子どもへ教えよう!高齢者の感覚をセルフ体験する方法!

高齢者への理解を深める必要がでてきた今の時代、多くの小学校でも、高齢者との接し方、支えていかなくてはいけないという教育実習が行われています。

車イスの使用講習や、電車では席を譲ってあげる話を学校でされたという人も多いのではないでしょうか?

ここでは、そんな高齢者の感覚を理解するために、高齢者の感覚をセルフ体験する方法を紹介します。

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落ちたものを拾えない辛さを体験

腰を痛めているおじいさん

高齢者の多くは腰痛をかかえており、体も固くなっていることからスムーズに腰を曲げ伸ばしすることができません。

腰の曲げ伸ばしがうまくいかないと床に落ちている物が拾えない、足の爪が切れない、靴下を履けないなどの苦労が常にあります。

この感覚をセルフ体験する方法としては、一般的な雑誌を腹回りに巻くだけです。

これにより腰を曲げる動作に制限を発生させることができます。

ちなみにこれを体験してみるとわかりますが、腰の動きに制限がかかると膝を曲げないと足元に手がとどきません。
普段なら膝や腰で体重を支えながらかがむところを、膝にだけ負担がかかってしまうため、膝を痛めやすくなってしまうのです。

膝にも何らかの痛みや制限を抱えている高齢者が多いのにはこういった関連性もあるという小話を混ぜながら体験してもらうと良いですね。

視界が悪い辛さを体験

高齢者の身体機能低下として視界の悪さ、視力低下があります。

子供でも視力が良くない子はいますが、

今回は高齢者の視力低下の原因にもなっていることが多い白内障を体験してもらいましょう。

セルフ体験の仕方は、水中ゴーグルに息を吹きかけて装着するだけです。

水中ゴーグルは、まだらに曇っていますよね。
その状態で歩いてもらえば、視力というよりも視界の悪さ、白内障の視界を模擬体験できます。

この体験をする時は足元などに危険な障害物がないようにして、安全に十分配慮してから行ってくださいね。

耳が遠い辛さを体験

聞こえが悪く困っているおばあさん

聴力低下も高齢者の代表的な身体機能低下としてあります。

耳が遠くなり電話が利用できなくなる、テレビの音が聞こえず極端に大きくしないと聞こえないなど、生活のほとんどに不自由が発生します。

セルフ体験の方法としては、耳栓を着用するだけなので簡単です。

体験を通して子供に知ってもらいたいことは音の聞こえにくさだけではなく、会話のすれ違いです。

体験中の子供同士であれば聞き直して会話を成立させるかもしれませんが、実際の高齢者は聞こえていない時に毎回聞き直して会話を成立させるということはあまりしません。

というより聞きなおせない場合が多いです。何度も聞き返しては相手に不快な思いをさせてしまうかもしれませんから。

こうなると会話がすれ違ってしまい、健常者からすると『高齢者とはうまく会話が成り立たない』という状況に。

耳の遠い高齢者からすると、健常者が早口で話してくると何を言っているのかわからずに困惑してしまうという事を、子どもたちに知ってもらい、高齢者とコミュニケーションをとるときはゆっくりと話すように教えてあげれるといいですね。

オムツで排泄する辛さを体験

おそらく、子ども時代に学校で教わることもなく、親からも知らされることがない、ほとんどの高齢者にある障害があります。

それは排泄障害です。

セルフ体験の方法としてはオムツに排泄してもらうだけですが、とても難易度の高い体験です。

私自身、専門学生の時に体験しましたが、『気持ち悪い。いますぐにお風呂に入りたい』という気持ちになりました。

実際の高齢者は次にオムツを交換してもらえるまで、その状態で何時間も過ごさなくてはいけないわけですから、想像を絶する辛さですね。

生活用品のオムツ売り場に行けばわかりますが、高齢者用のオムツはかなりの種類が売られています。それだけ需要があり、高齢者の生活の必需品になっているということです。

この現実を真面目に伝えることができれば、排泄への不安によって外出に制限がある高齢者の日常生活の大変さを、子供のうちからわかってもらえると思います。

自由に動けない辛さを体験

高齢者の中には足が不自由などの理由から車椅子生活を送っている方も多いです。

車椅子で生活している高齢者の気持ちを知るには実際に乗ってみるのが一番。

1時間程度、車椅子で日常生活を送ってみましょう。

高い所に手が届かない。車椅子が通れる場所しか通れない。視界が低くて周りの動きが怖い。

などなど、車椅子高齢者の感覚には様々な発見があるはずです!

【介護士必見】高齢者が安心できる車椅子の押し方とは?を参考に子供同士で車椅子を押してみるのも良いですね!

高齢者体験を通して理解してもらう

地球を中心にして人が手を取り合う

上記の4つの高齢者セルフ体験を元に、少しでも高齢者の日常を知ってもらえたらと思います。

高齢者体験したことを「大変」「不自由」という感想だけで終わらせるのではなく、そのような状態の高齢者に対して、どのように接していけばいいのかを教えてあげてもらいたいです。

また、高齢者体験をしてもらうと高齢者に対してネガティブなイメージが強調されてしまいがちです。

高齢者体験をすると同時に、高齢者になったときにはこんな良いことがあるよ!ってことも伝えてあげるといいですね。

例えば『人生経験から物知りになれる』『高齢になってもすごい技術をもった人もいる』などなど。

この高齢者体験をきっかけに、少しでも世代間による生活の違いの理由が理解でき、心の距離が縮まれば素晴らしいですね。

高齢者と何して遊ぶ?昔の遊びを知ることで高齢者と楽しもう!や、高齢者に多い病気や怪我とは?予防方法も紹介!も良ければご覧ください。

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