【廃用症候群】高齢者がなりやすい?その予防法とは?

高齢者がなりやすい『廃用症候群』という症状をご存知ですか?

怪我をした箇所をしばらくの間動かさないでいると、怪我が治った後、以前のように動かせなくなった経験はありませんか?

実はそれも『廃用症候群』なのです!

今回は、廃用症候群とはなんぞや?といったところから廃用症候群の予防方法までをまとめてみました。

家族に高齢者がいる方や介護をしている方はぜひ参考にしてください!

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廃用症候群とは?

焦るおじいさんとおばあさん

廃用症候群の定義は、

廃用症候群(はいようしょうこうぐん、英: disuse syndrome)とは、安静状態が長期に渡って続く事によって起こる、さまざまな心身の機能低下等を指す。生活不活発病とも呼ばれる。

参照元:wikipedia

となっています。

例えば、

・ギブスを付けていた手が、ギブスをはずした後、思うように動かせなくなっていた。
・足を安静にして松葉杖生活をしていたら、足の筋力が著しく低下していた。
・長期間ベッドで安静生活を送っていたら、立ち上がるのが難しくなっていた。

というような、過度の安静や寝たきりによって心身機能が低下する症状をさします。

「なんだ、たったそれだけの事か」と思ってしまうかもしれませんが、高齢者が一度廃用症候群になってしまうと、元の状態まで改善するのには相当の時間とリハビリが必要になってきます。

高齢者は寝たきりで生活している方や体を動かす機会が減っている方も多いため、廃用症候群を引き起こす危険性がとても高いのです。

「廃用症候群=筋力低下」だけじゃない!

廃用症候群は筋力が低下したり、関節や骨が弱くなることで、起き上がれない、歩けないといった障害を起こすことがよくとりあげられていますが、

実は筋力低下にも廃用症候群になってしまった人には様々なことが起こりえます。

・心機能の低下や低血圧
・活力が無くなる、うつ病といった精神的障害
・神経障害、物忘れ

例えばこれらの症状。「生活不活発病」と呼ばれる意味がよくわかりますね・・・。

廃用症候群は肺炎を引き起こす危険性も!?

廃用症候群が本当に恐ろしいのは、
その他の様々な病気を引き起こす原因になるという点です。

体の免疫力、筋力などが低下することで風邪にかかりやすくなったりもしますし、
口腔内の機能が低下することなどによって口の中に菌が繁殖し、肺炎などの大病を引き起こすことにもつながりかねません。

若者であれば助かるような病気でも、多くの高齢者は加齢とともに免疫力が低下している為、そのまま亡くなってしまうことだって十分ありえます。

長期安静にしていれば体調が良くなっていくイメージがあるかもしれませんが、高齢者が寝たきりで同じ体勢を続ける事にはとても大きなリスクが伴うのです!

ではそんな廃用症候群を予防する為に、どんな事ができるのかをみていきましょう!

高齢者の廃用症候群を予防するには?

高齢者の廃用症候群を予防するには、できるだけ体を動かしてもらうことが大切です。

手足を動かす、ストレッチをするといった軽い運動を取り入れるだけでも予防につながりますし、

病院で入院している場合は、どんな運動ならしても良いのか医者やリハビリスタッフに相談をしてみるのもいいでしょう。

家で介護をしている場合は、なんでもしてあげるというような介護をするのではなく、お薬を飲みに動いてきてもらう、自分の洗濯物を脱衣所へ持っていってもらうなど、できる範囲内で運動をしてもらうように工夫してみるのも良いですね。

もちろん、三食の食事からしっかりと栄養を摂取してもらうことも廃用症候群の予防につながります!

「生活不活発病」なのですから、「活発な生活」を送ってもらえればいいわけです。できるだけ自立した生活をしてもらえるように介護をしていく事が大切ですね!

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは?

腰を痛めるおじいさん

似たようなものとしてロコモティブシンドローム(通称ロコモ)というものがあります。

ロコモティブシンドロームは、「加齢や運動器自体の病気や怪我」によって筋力や骨が衰え、「日常生活に支障がある状態」をさすため、勘違いされ易いですが廃用症候群とは異なります。

こちらに廃用症候群とロコモティブシンドロームの違いがわかりやすく紹介されていたので引用しておきます。

廃用症候群
安静状態が、長期に続く事によって起こる、心身のさまざまな「機能低下」を指します。例えば筋萎縮、関節拘縮、褥瘡、骨粗鬆症、起立性低血圧、精神的合併症、括約筋障害、(便秘・尿便失禁)などが起こります。

ロコモティブシンドローム・運動器症候群(略してロコモ)
「運動器の障害」により「要介護になる」リスクの高い状態になる事です。

運動器とは
運動器とは、骨・関節・靭帯、脊椎・脊髄、筋肉・腱、末梢神経など、体を支え(支持)、動かす(運動・移動)役割をする器官の総称です。

運動器の障害は大きく分けて二つあります。
1)運動器自体の疾患;例えば変形性関節症、骨粗鬆症、脊椎館狭窄症、 関節リュウマチ、等
2)加齢による運動機能不全;加齢による身体機能の衰えです。

引用元:廃用症候群とロコモティブシンドロームは、どのように違うのでしょうか?

まとめ

寝たきりや過度の安静状態が、廃用症候群を引き起こしてしまいます。

高齢者が廃用症候群に一度なってしまうと、多くの場合長期のリハビリが必要となってくるため予防がかかせません。

もちろん「寝たきり高齢者の方を無理やり起こして一人で動いてもらう」なんて危険なことをする必要はありませんが、

その高齢者のできる範囲内で、普段から運動をしてもらうようにすることがとても大切です。

この記事を読んだ方が自身の周りの高齢者に対して、少しでも健康的な日々が送れるようサポートして頂けたら幸いです。

また、【床ずれを防ぐ】褥瘡を作らない体位交換と予防方法とはや、介護で起こる腰痛を軽減させよう!腰痛軽減グッズや介助方法まとめも良ければご覧ください。

最後まで閲覧ありがとうございました。

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