長生きはしたくない?幸せに長生きするためにはどうすればいい?

医療技術の向上、介護保険サービスの確立、様々な要因で日本人の平均寿命は延び続けています。世間的には、長生きは良いこと?大変なこと?賛否両論ありますが、高齢者は実際にどのように感じているのでしょうか?

長生きは幸せなのか?また、幸せに長生きするためにはどうすればいいのか?について見ていきましょう。

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長生き=健康は大前提

健康診断の結果を見て喜ぶおじいさん

執筆者も介護関係の研修には何回も出席をしていますが、「長生き」に関してのテーマは非常に多く取り上げられています。決まって、長生きをしたいですか?という質問になるのですが、多くの研修参加者は長生きをしたくないと答えます。

この質問に少し加えて、健康であれば長生きをしたいですか?という質問にすると、ほとんどの方が長生きをしたいと答えるようになります。

実際、高齢者の方(65歳以上)が幸福感を判断するのに重視した項目として、7割以上の方が健康状況を選択したというデータもあるほどです。

幸福感を判断するのに重視した事項(世代別)

出典:幸福感を判断するのに重視した事項(世代別)(厚生労働省)(URL:https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/14/dl/1-02-1.pdf)を加工して作成

つまり、「長生きをする=健康な状態を保っていられる」が大前提であり、健康を維持できないのであれば、長生きはしたくないということとほぼイコールになります。

言われてみれば、調子が悪い状態で、人の世話になりながらでも長生きをしたいという方が少ないのは、自然なことかと思います。
健康寿命についてもっと知りたい!という方は、日本人の健康寿命は何歳?延ばすにはどうしたらいいの?も参考にしてみてください。

生きがいを感じていない方の特徴

大前提として「長生きをする=健康な状態を保っていられる」ことを紹介してきましたが、それ以外に、生きがいを感じれていない方は、なぜ生きがいを感じることができていないのか?”状態別の「生きがいを感じていない人」の割合”の表を参考に、具体的に見ていきましょう。

出典:状態別の「生きがいを感じていない人」の割合(厚生労働省)(URL:https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/14/dl/1-02-1.pdf)を加工して作成

健康状態が不良であるために生きがいを感じれていない方は約30%と、やはり高い数値ではあるのですが、「困ったときに頼れる人がいない方」の約55%が生きがいを感じれていないと回答している点で、人との付き合いが生きがいと非常に関係していることが分かります。

高齢の方が公園でゲートボールをしたり、みんなでウォーキングをしたり。そういった光景を見たことがある方も沢山おられるかと思います。あのような交流の場を増やしたり、周知することこそが、高齢の方がより生きがいを感じることのできる社会となるために必要と言えそうです。

長寿を楽しんでいる方の特徴

先ほどの表にもあったように、高齢になると健康状態の不安や人付き合いが無いことによって、長生きをしたくないと感じる方がいるのも事実ではありますが、その反対に長寿を楽しまれている方も沢山います。

人生を豊かに過ごしている方の特徴にはどのような共通点があるのでしょうか?

家族関係が良好

例え健康状態に不安があり、家族の世話になることがあったとしても、家族関係が良好であれば幸せに過ごすことができているように思えます。

私の経験上、季節ごとの行事や、孫の成長を楽しみにしている方も多く、家族の幸せが自分の幸せとなっている方も多いようです。

趣味や生きがいがある

趣味や生きがいがある方は年齢に関係なくイキイキとされています。定年の無い自営業の方が、仕事を生きがいにし、いつまでも若くいられる印象があります。

また、例え仕事を引退された方であっても、趣味でしていた活動がきっかけで人との交流が始まった方や、継続して身体を動かしている方も、元気に楽しく過ごしているといった印象があります。

国の制度としても長生きを応援

おじいさんを支える若者たち

老後は誰しも不安だと思います。誰しもが年齢を重ねることは避けられません。

しかし、国としても高齢者をサポートする制度は沢山ありますので安心してください。今の日本の高齢者は優遇されています。

例えば、収入にもよりますが、医療保険は1割まで下がりますし、介護保険を利用すればヘルパーさんを数百円で呼ぶこともできます。また、知らない方も多いですが、ヘルパーさんが一時間掃除をしても自己負担300円程度、デイサービスの入浴介助料は50円程度です。

もちろん、現在行われている制度がずっと続くことは難しいとは思いますが、何らかの支援は残り続けるかと思います。将来を悲観視して嘆く必要はないでしょう。

まとめ

様々な資料をもとに、長生きすることは幸せなのか?また、幸せに長生きするためにはどうすればいいのか?を見てきましたが、結局のところ、人の幸せとは価値観で決まるのではないでしょうか。

人それぞれやりたいことって違いますよね。

例えば、老後に家族との時間を大切にしたい方や、派手に遊びたい方もいると思います。また、老後のことなんて分かりっこないと考えている方も沢山いるでしょう。

しかし、誰しも老後は必ずやってきます。

もし、今の時点で老後のやりたいことが明確であれば、良好な家族関係を築けるように行動したり、貯蓄のために一生懸命働くのが良いでしょう。何もしたくない、寝て過ごしたいという方も、年金制度があれば、ある程度は叶えることのできる夢だと思います。

筆者の意見として、長生きは決して悪くないことだと思います。一回しかない人生だからこそ、一秒でも多くの時間を過ごせた方が幸せじゃないかな?と思うのです。

また、高齢者と何して遊ぶ?昔の遊びを知ることで高齢者と楽しもう!や、高齢者に多い病気や怪我とは?予防方法も紹介!も良ければご覧ください。

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