高齢者は何で忘れる?物忘れの理由と5つの忘れ物防止グッズとは

「部屋に置いたはずの財布がどこにあるかわからなくなってしまった」

「昨日会って話した相手の名前を忘れてしまった」

「料理上手なお母さんがお鍋をかけたまま、忘れてしまった」

「えっと…今、何を話そうとしたんだっけ」

身近な高齢者にこのような兆候が見られたら、認知症の黄色信号かもしれません。
そこで今回は、年齢を重ねると忘れ物が多くなってしまう理由から、認知症が進んでしまう前の予防策や防止策、忘れ物を防止する便利グッズなどを紹介します。

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高齢者はなぜ忘れ物が多くなるの?忘れ物をする理由とは

お手玉をするおじいさん

忘れ物を防止するために、人は年齢を重ねると、なぜ忘れ物が多くなってしまうのかを知りましょう。

その理由には「脳の老化」と「認知症のはじまり」が考えられます。

「脳の老化」による忘れ物は、年齢を重ねるごとに脳の神経細胞が少なくなり、一度に記憶できる容量が少なくなってしまって起こります。

学生の頃はテストの前夜にたくさん記憶することもできたのに、高齢になると一度に多くのことを記憶できなくなってきます。さらに判断力も低下することから、物忘れも頻繁に起こります。

このような老化現象を完全に防ぐことはできませんが、脳トレーニングをするなどして、食い止めて遅らせることは可能です。

「認知症のはじまり」による忘れ物は、加齢で脳が収縮していくことで起こります。認知症のサインであることを見逃して「お母さんドジね」と防止策を考えずに笑い話で済ませていると、いつのまにか認知症が進行してしまい、家族の名前や存在すら忘れるほどに悪化してしまいかねません。

「認知症のはじまり」を感じたらまずは認知症外来に行ってみましょう。

また、高齢者の忘れ物の症状には、個人差もあります。若い頃から日常的に読書をしたり、年齢を重ねても現役で仕事をしたり、普段から運動して脳を活発に使っている人は、高齢でも記憶力や判断力に衰えが見られない傾向にあるようです。

イメージしやすい人だと、テレビに出ている俳優さんや司会者などは、70、80代でも頭の回転が良い方が多い印象がありますよね。

高齢者の忘れ物を防止するための方法とは?

夕焼けの海沿いで犬と散歩する老夫婦

もし身近な高齢者の忘れ物がひどくなった場合、どう防止していけば良いのでしょうか?

「脳の老化」による物忘れは日常生活の過ごし方によっても大きく影響される為、忘れ物防止グッズでの対策とともに、高齢者自身の脳の活性化をうながすことが大切になります。

ここからは普段の生活の中で行えて、かつ脳に刺激を与えることのできる、3つの忘れ物防止運動を紹介していきます。

指先を動かす 

普段から指先を使う動きをすることで脳は活性化されやすくなり、忘れ物防止につながります。お金を数えてもらったり、紙をめくる作業を手伝ってもらう、折り紙や編み物をしてもらう、裁縫をしてもらうなど、出来る範囲で指先を使ってもらい脳を活性化していきましょう。

私の知り合いのおばあちゃんは煙草のパッケージで小さな傘などを作っていました。最近もアクリルたわしを編むことが、高齢者の間で流行しているようです。

庭や家先に飾れるものを、簡単な工作気分で楽しんで行ってもらうのも良いですね。

自然散策、犬の散歩など

ワンちゃんなどのペットがいるなら、一緒に散歩に行くのも良いですね。リードは家族や介護者が持って、無理のない範囲で一緒に歩いてもらいましょう。

近所に川、公園、遊歩道、海などがあれば、定期的に散策を促してみてください。四季を感じるきれいな景色を愛でながら歩くのは、それ自体が脳への刺激にもなり、忘れ物防止にも効果的でしょう。

活発なコミュニケーション

既に挙げた2つの方法に加えて、活発な会話を引き出すことを意識しながら話しかけてみてください。

指を動かして作業をしたり、手先で何かを作ることは自然に会話を引き出すことができます。「これどうやるの?」「おじいちゃん上手ね」「おばあちゃん、何編んでるの?可愛いね」など、コミュニケーションが広がること間違いなし。 

自然散策も同じで美しい景色や、道端の草花などを見て会話を交わしたり、「昔はここには○○があってね。」などの懐かしい貴重な話を思いだしてくれるかもしれません。

過去の記憶を思いだすことや、きちんと成り立つ会話を行うことは立派な脳トレーニングになります。周囲の人とのコミュニケーションは忘れ物防止に一番効果的とも言われています。

このように「手先を動かす」「歩く」「会話をする」ということを日常行うようにすると、忘れ物防止に良いでしょう。

忘れ物を防止するための5つの便利グッズ

笑顔のおじいさん

DuaFire キーファインダー

スマートフォンの設定やアプリダウンロードの必要がないので、高齢者にぴったりな忘れ物発見機。財布、鍵、バッグなど大切なものに受信機をつけておき「どこへ行ったんだろう」とわからなくなった時に送信機のボタンを押すと、40m以内であれば感知してブザーが鳴る仕組みです。

送信機は大きくて、押しやすい4色のボタンで、受信機は色に対応したLEDライト付き。押しやすさ見つけやすさも高齢者に優しい設計です。

離れるとアラーム

親機と子機があるコンパクトな機械。その名の通り、親機から子機が離れるとアラームが鳴ります。忘れ物防止としても活用できますが、高齢者が迷子にならないように使うこともできます。

MAMORIO

昨今のioT技術を活用した忘れ物防止タグはたくさんでていますが、グッドデザイン賞受賞のスマートなフォルムがこのMAMORIO。

チップを財布、鍵、バッグなど大切なものにつけておくと、手元から離れた時にスマートフォンに通知が届きます。他にMAMORIOを使用している人が忘れ物とすれ違った時に、場所がわかるというしくみ。ご家族や介護する方がアプリをダウンロードしておくと、一緒に探せます。

スマイルメディくん

お薬の飲み忘れを防いでくれる「スマイルメディくん」は、薬を飲む時間になると音声で教えてくれる可愛い薬ケース。

高齢者の方でも簡単に操作できます。薬の時間のアラートだけでなく、約600種類の健康のよもやま話、早口言葉、ことわざ、日常会話などを収録しているため、脳の活性化にも一役かってくれます。

シニア向けサイクル「こげーる」

直接、忘れ物を防止するグッズではありませんが「忘れ物が進行しないように運動する」ためのシニア向け自転車を紹介。

自転車に乗るのは高齢者の方にはハードルが高いかもしれませんが、この「こげーる」は実際に介護施設の高齢者の生の声を反映して開発したこだわりの自転車です。高齢者の体力と体型を考慮して、ペダルの重さを軽くし、関節への負荷を与えないように小さくこげるようにしました。またぎを低く、タイヤは太くすることで転倒防止にも配慮しています。さらにサドルに腰あてをつけた安心設計。高齢者の悩みを細部にまで活かした「自転車をあきらめない」こだわりのアイテムです。

まとめ

今回は年齢を重ねると忘れ物が多くなってしまうメカニズムから、物忘れが進んでしまう前の予防策や防止策、忘れ物を防ぐ便利グッズなどを紹介しました。

いかがでしたか?

「会話する」「手先を動かす」「身体を動かす」ことを無理なく積み重ねれば、脳の衰えをゆるやかにすることができます。

便利な忘れ物防止グッズも、生活に取り入れながら、高齢者の忘れ物を上手にサポートしていきましょう。

また、在宅介護の心配や負担を軽減!見守りや消臭などの便利グッズや、認知症を遅らせれる?もの忘れ外来や認知症専門外来とはも、良ければご覧ください。

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