【食事拒否】高齢者がご飯を食べてくれない理由とは?

この高齢者は一体全体、なぜご飯を食べてくれないのか・・・!?

在宅介護をしていると高齢者の食事拒否で悩まされることがありますよね。

今回は、食事介助をする上でスムーズに食事を食べてくれない理由や、

食事を嫌がって食事拒否をしてしまう高齢者に対するアプローチを紹介していきます。

食事介助の基本的な手順は【食事介助マニュアル】正しい食事介助の方法とは!?をご覧ください。

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食事を嫌がる理由を考えよう

女探偵

介護をしていると食事拒否をする高齢者と関わることがありますよね。でも、その方が食事拒否をする理由をしっかりと考えたことはありますか?

というのも高齢者の全員が全員、食事拒否をするわけではありませんよね。食事拒否する高齢者に対して『認知症だから。』『ぼけてるから。』といった理由をよく耳にしますが、本当にそれだけで食事拒否しているのでしょうか?

これまでの人生、『おなかが減ったら腹ごしらえをする』という生活を送ってきているわけですから、食事拒否をする高齢者には食事拒否をするだけの何かしろの理由があるはずです。

食事を嫌がったり、食事拒否をする高齢者の食事介助をすることになった場合は、まず始めに食事拒否をする理由をしっかりと考えて対応するようにしましょう。

食事拒否をする理由の一例

食事拒否をする高齢者に食事を食べてもらうには、
それぞれの理由にあわせた、個別の対応が必要不可欠。

というわけで身体や症状による理由と心理的な理由でわけてみました。

食事拒否をする身体的な理由

身体的な理由としては

・お腹がすいていない。

・もともと一度に食べられる量が少ない。

・認知症があり、食事だと理解していない。

・食べるという動作がわからない(認知症の「失行」という症状)

・体調不良

・噛んで飲み込むといった機能の低下

などなど。認知症や身体機能の低下、加齢による影響で食べられないことも多いようですね。

食事拒否をする心理的な理由

心理的な理由としては

・嫌いなものが入っている。

・一人で食べるのが寂しい。

餓死するために食事を食べないようにしている。

・食事が楽しくない。

などなど。私達が食事を食べない理由と似たような内容から、究極に追い詰められた理由までさまざまですね・・・。

あなたが介護をしている高齢者がどんな理由で食事拒否をしているか、あてはまるものがないかよく考えてからアプローチの方法を探しましょう。

お腹がすいていないから食事拒否しているのに、『一人だと寂しいから食事拒否してるんでしょ!?一緒に食べようよ!』なんて言われても食べる気にはなりませんからね。笑

それではいくつかの食事拒否をする理由から、その対応やアプローチ方法を紹介していきます。

嗜好・食事量・食事の時間を考える

食事のメニュー

高齢者が食事拒否をする理由のひとつとして、好き嫌い・1回の食事の量が多い・食事の時間が気に入らないなどが考えられます。というわけで、その人の過去の食事歴を徹底的に調べていきましょう。

例えばその高齢者が介護を必要とする前の食事が、1日1食~2食だった方は、1日3食が健康に良いと言われても、食べることは難しいでしょう。

1日1000kcalしか摂取してなかった人にとって、
あなたに必要なカロリーは1日2000kcalです。と説明された所でそこまで食べたくはないとなってしまうでしょう。

【常食?ミキサー食?高齢者の食事形態とその理由とは!でも紹介しているように、もしかしたら食事形態がその方に合っていないのかもしれません。

このように過去の食事歴というのは、高齢者の食事拒否の理由を調べるのには欠かせない要素となってくるのです。

肉ばかり食べて野菜をほとんど食べない友人に対して、『このブロッコリー美味しいよ』と言って勧めても食べたがらないのと同じです。

以前の食事が劣悪な状態だったとしたらそれはそれで問題ですが、その高齢者の食生活を調べ、健康な食生活との折り合いがつく部分で食事を提供していけると食事拒否が改善されるかもしれません。

一人での食事や食事介助が嫌な高齢者には

食卓を囲いながらみんなで食べる

高齢者が食事拒否をする理由のひとつとして、
一人での食事が寂しい。というものがあります。

介護する人とされる人がいるから、二人じゃないか。
一人での食事ではないよ。寂しくないよ。

そう思うかもしれませんが、実際に食事介助をされる側を経験をしてみると、食事拒否する理由がよくわかります。

例えば認知症などがある高齢者は、家族と認識できていない場合など、目の前の人が、

一緒に食事をしているわけでもないのに、自分に食事を食べさせてくる。

自分が食事している姿を観察してくる。

自分が食べ終わるまでそこから動かない。

これってわりと嫌なことではないですか?
ずっと居てくれて寂しくないなぁとはあまり思えませんよね?
高齢者も食事拒否もしたくなっちゃうと思います。

もしこの理由の可能性があるのなら、一回だけでも高齢者と同じテーブルで同じ程度のペースで一緒に食事をしながら、介助してみると良いでしょう。

安心して食事拒否をしなくなってくれるかもしれません。

食事だと理解していない高齢者には

食べる瞬間は食事だとわかっていたのに、
噛んでるうちに、食べているということを忘れてしまったり、
噛み疲れて休憩してるうちに忘れてしまったり・・・。

引用元:【認知症介護】食事を食べない人へはどうしたらいいの?

このように認知症の高齢者が食事拒否する場合には、

・今が食事の時間だと理解していない。
・目の前のものが食事だと理解していない。

などの可能性があります。

こういった場合には、
今が食事の時間であり、何の食品をいまから食べるのかを伝える事が大切です。

理解してもらえれば、口を開けてもらうことができるでしょう。

【食事介助】認知症の高齢者が口を開けてくれない理由と対応方法とはも参考にしていただけると良いかと思います。

一旦理解してもらえたと思っても、すぐにまた忘れてしまう場合もあるので、根気良く伝え続けるようにしましょう。

「口に入れたものが言われた味と同じだ」と思ってもらえれば、
高齢者にとっても安心した食事になり、今後は食事拒否をしなくなるかもしれません。

食事をとらずに死ぬつもりの高齢者には

反対向きになった丼

人に迷惑をかけてまで生きたくない。
食べなければ死ぬ事ができる。

そういった考えから食事拒否をしている高齢者も少なくありません。

どんな手を尽くしても食事拒否をする場合、この考えにいたってしまっていて、高齢者の精神状態は追い込まれている状態なのかもしれません。

在宅介護では、介護する側は大抵が家族です。

家族が自分のせいで疲れている姿をみて、自分が死ねば、自分さえいなければ。
といった気持ちから「殺してほしい」「死にたい」と考えるようになるようです。

よく家族の介護を苦にして起こしてしまった事件の中でも「殺してくれと言われたから。」という話を耳にしますよね。

そんな状況を生み出さない為にも、

「ご飯食べて少しでも元気に生きよう!」
「孫が来週くるまでは元気におらな!」
「長生きしてくれて幸せだよ!」

などなど、たとえ認知症があったり、食事拒否をしていたりして迷惑をこうむる部分があるとしても、「何もわかってないから」などと決め付けて冷たくあたるのではなく、
普段から生きている事を肯定するような声かけをしていけると良いですね。

外食に誘ってみるのもひとつの手ですね。よければ高齢者と外食に行こう!高齢者が喜ぶお店選びのポイントとは?を参考にしてみてください。

まとめ

今回は、高齢者が食事を食べない理由として

・今までの食生活と違う
・一人での食事や食事介助されるのが嫌。
・食事だと理解していない。
・死のうとしている

などの例をあげさせてもらいました。

しかしながら高齢者が食事拒否をする理由は百人百様。

その方の過去の生活スタイル、性格、病状、身体的特徴などをよく調べ、
その方が食事を嫌がる理由を把握した上で食事を勧めていけると良いですね。

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最後まで閲覧ありがとうございました!

投稿者プロフィール

かめしめ
かめしめ
いつも閲覧ありがとうございます。

介護福祉士歴6年目。
介護の専門学校を卒業し、現役で介護施設に勤務しています。

ライター歴5年目。
主に雑記記事やまとめ記事をブログで投稿をさせて頂いています。

私の介護の知識が、在宅介護で困っている方達の助けに少しでもなれればと思います。
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