不快感を軽減!高齢者用のおむつ選びのポイントとは

高齢者のおむつ選びは、介助者の悩みのタネになりますよね。選ぶポイントは様々ですが、生活状態(歩けるか、立てるか、座れるか、寝たきりか)やトイレに行くことができるかどうか、尿量は多いか、肌がかぶれやすいか等を考える必要があります。

この記事では、高齢者のおむつを選ぶときのポイントをご説明します。介護される方も介助者も気持ちよく過ごせるように、ぴったりのおむつを選びたいですね。

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高齢者用のおむつは「アウター」と「インナー」の組み合わせが重要!

笑顔のお兄さんとお姉さん

「赤ちゃん用のおむつしか見たことがない…」という方にはイメージしづらいと思いますが、高齢者用のおむつは「アウター」と呼ばれる外側のパンツと「インナー」と呼ばれる内側のパッドの2つから成ります。

アウター (外側のパンツ)

サルバ うす型 やわ楽パンツ M~Lサイズ 34枚入 【ADL区分:歩ける方・座れる方に】
商品名:やわ楽パンツ(パンツタイプ)

まずはアウター(外側のパンツ)から選びます。選ぶ時は「座ることができるか?」を参考にします。座ることが可能であれば、パンツタイプを選びましょう。赤ちゃん用のおむつと同じようなタイプです。座ったまま足を上げておむつを交換できますので、転倒の危険などもありません。

応援介護 テープ 止めタイプ Mサイズ 男女共用 20枚入【ADL区分:寝て過ごす事が多い方】
商品名:応援介護(テープ止めタイプ)

寝たきりの方の場合は、無理に座らせると転倒・転落の恐れがあるので危険です。そのため、寝た状態でもおむつが交換できるようにテープ止めタイプを選びましょう。介助される側も楽なので、安心して介助を受けることができます。

また、介助される側の気持ちを考慮することも大切です。例えば、座ることができる上に「自分でトイレに行きたい」という方にテープ止めタイプのおむつを使うとどうなるでしょうか。出来ることを奪うことになりますし、自尊心も傷つくかもしれません。介護の基本は「できることを奪わない」です。介助される方がどのくらい動けるのか?どんな気持ちを持っているのか?普段から注意深く観察し、把握しておくことが大切です。

また、自尊心を傷つけないためにどういったことを守れば良いのか?について詳しく知りたい方は、プライバシーを守り自尊心を傷つけない排泄介助の3つの基本を参考にしてみてください。

インナー(内側のパッド)

アテント 紙パンツにつける尿とりパッド 6回吸収 16枚 15.5×52cm パンツ式用 【安心して外出したい方】

商品名:尿とりパッド(パンツタイプのインナー)

インナー(内側のパッド)選びは、アウターの形状や失禁量を元に選びます。

パンツタイプ用のインナーはそれ専用に作られているため、フィット感があります。尿もれの心配も少ないタイプです。そもそもご自分で座れる方に向けた物ですから、こまめな交換もしやすく使いやすいでしょう。

いちばん 尿とりパッド パワフルスーパー吸収 30枚入(テープタイプ用)
商品名:尿とりパッド パワフルスーパー吸収 (テープ止めタイプのインナー)

テープ止めタイプのおむつの場合、組み合わせは様々です。パンツタイプ用と異なる点は、長時間つける可能性が高いこと。寝たきりの方が多いと思いますので、3〜4回分の尿を吸収することを前提に選びます。昼用は、活動のしやすさも考慮されており、すっきりした薄めの形状をしています。夜用は、寝た状態でも尿が漏れないように作られています。5〜6回分の尿を吸収してくれますので、介助する側もされる側も安心ですね。

布製と紙製、どちらが良いの?

上記では紙製のおむつについて説明してきました。赤ちゃん用のおむつにも布製と紙製があるように、高齢者用のおむつにも布製と紙製があります。

先に結論を述べますと、介護現場では紙製が主流になっています。理由は、洗濯の手間。介助者の負担が大きくなってしまいますので、紙製のおむつを使うことがほとんどです。

布製を使う方にお話を聞くと、布製の方が肌触りが良く気持ちいいようです。確かに日常生活では布製のパンツを履くことが多いので、布製の方が「パンツ感」があるのかもしれませんね。また、経済的にも布製の方が優れています。ごく少数ですが、布製のおむつを選ぶ人もいます。余裕があれば、介助される方にどちらが良いか試してみるのも良いですね。

というのも、人はおむつを使用すると、ナイーブになりがちです。人によっては気持ちが弱くなる、できることまで人にやってもらおうとする、認知症が進行する等の悪影響が出てしまいます。

気持ちよく過ごせるように、介助される方の気持ちに寄り添っておむつを選びたいですね。

肌が弱い人は何に気をつけたらいい?

おじいさんの背中を流すおばあさん

おむつを使用すると気になるのが「かゆみ」や「かぶれ」。高齢者は赤ちゃんと比較して肌のバリア機能が弱まっていますし、頻繁におむつ交換ができないので特にかぶれやすいのが特徴。長時間つけることで衛生状態が悪くなり、かゆみが出ることがあります。

尿路に細菌が侵入すると尿路系の疾患の危険性もありますから、気をつけなければいけません。

摩擦を避ける

高齢者は肌のバリア機能が弱まっているので、ちょっとした摩擦でもかゆみや痛みを感じます。おむつを交換する時にはアルコール消毒などのウェットティッシュで優しく拭き、おむつをあてるようにしましょう。

お尻を拭く際は強くこすりがちですが、それもかぶれの原因になります。「優しく優しく」を心がけてケアしましょう。

できるだけ頻繁におむつを交換する

夜間は難しいかもしれませんが、できるだけ失禁をしたらすぐに交換するようにしましょう。水分を摂らせてから何分後に失禁をするか?記録することで、その方の体のリズムが把握できます。細かい気遣いで快適な状態を維持しましょう。

おむつ交換もポイントをおさえれば負担を軽減することができます。寝たきりの方のおむつを交換する方法に実際の手順を掲載していますので、参考にしてみてください。

普段からかぶれ防止を心がける

「常におむつをしている状態」になりがちですが、乾燥させることも大切です。余裕がある時には、おむつ交換の後に乾燥させる時間を取りましょう。また、尿や汗から肌を守るには保湿剤も有効です。保湿剤には少量の油分が含まれているので、水をはじく効果が期待できます。

かぶれた場合は保湿剤や軟膏を塗る

どれだけ気をつけてもかぶれを完全に防ぐことは難しいもの。

もし、かぶれてしまった場合には保湿剤や軟膏を塗るようにしましょう。軟膏でも治らない場合や身体に合わない場合などは、一度お医者さんで診てもらうと安心ですね。

まとめ

おむつを使うことは、精神的にも身体的にも負担になります。しかし、介助者の細かな気遣いや工夫で負担を軽減させることも可能です。介助される方の健康状態を把握し、できることを奪わない介護ができるように心がけましょう。

また、臭いが気になる方は在宅介護で気になる『便臭や尿臭』への効果的な対策とは!?を実施することで、双方にとって過ごしやすい環境ができるかと思います。

この記事を通じて、丁寧なおむつ選びとケアで不快感を軽減することができたら幸いです。

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