介護者の負担を軽減してくれる?お助け介護ロボットとは!

日々の介護で身体はくたくた。自分をいたわっている暇もありません。主たる介護者が一人の場合など、変わりが居ない不安もあり、毎日気が気ではありません。

ドラ〇もんみたいに、信頼できて、かつ、頼りになる存在がいれば・・・。と思ってしまいますよね。

「でも、そんなのは夢物語・・・」と諦めることなかれ!ドラ〇もんの技術までは到達していないにしろ、実際の介護の場面で、強力にサポートしてくれるロボットが数多く存在しているのです。

そこで、一般家庭で使用できるほど普及していないものも含めて、介護業界のロボット事情を紹介していきます。

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介護ロボットは何で必要?

介護職員の不足

厚生労働省が発表した需給推計によると、2025年度には介護職員が38万人足りなくなるといわれています。(需要:約253万人・供給:約215万人)

介護する人が足りなくなると、介護することができなくなってしまうため、どしても人の代わりとなるロボットが必要になってくるのです。

介護する方の負担軽減

この人何をする人?在宅介護に関係する職業とその仕事内容とはでも紹介しているように、ケアマネージャーさんからヘルパーさんなど、介護を支えるサービスは多々あります。

しかし、現実問題として、サービスを十分に利用をしたとしても介護するのは大変です。トイレ介助やおむつ交換。買い物・掃除・洗濯といった家事もしながらの在宅介護は特に負担が強いです。

ボディメカニクスの活用など、身体をうまく使うことで負担を軽減することはできますが、介護する方の介護度が重かったり、麻痺による拘縮がひどかったりすると、負担はさらに高くなってしまいますよね。

そんな介護の負担を軽減するのも介護用ロボットの狙いなのです。では、どういった介護用のロボットが存在しているのかを紹介していきます。

装着型ロボット

移乗介助や移動介助など、ただでさえ介助する方の負担が大きいのに、自分より体重がある方や老々介護になると、余計につらいですよね。どうにか楽にならないか?ということでCYBERDYNE社が開発したのが以下の製品。

装着型のロボット

参照:HAL 腰タイプ介護支援用

製品名

HAL 腰タイプ介護支援用

概要

介護者が装着するタイプの介護ロボット。

しかし、装着するタイプといっても、アニメなどでよく見かけるガチャガチャとした感じは全くなく、写真で見て頂いてわかるように、見た目がすっきりとしており、見栄えも悪くないです。

また、そのすっきりとした見栄えとは裏腹に、装着することで、30キロほどの補助力が働くとのこと!単純に考えると、50キロの人を持ち上げる場合に20キロほどの重さで持ち上がるというわけです。非力な女性や老々介護を余儀なくされている高齢者の方も、これがあれば移乗介助や移動介助などにかかる負担を相当軽減できそうです!

さらに、本体の重さは3.1kgと非常に軽量!長時間つけていてもさほど気になることはありません。また、装着も数十秒で可能とのことで、良いこと尽くし。

しかし、現時点では個人へのレンタルなどは行っていないため、家庭で使用できるにはまだ時間がかかりそうです。ただ、介護現場で活躍するロボットは既にこのレベルに達しているという事実だけでも、希望がわいてきますよね!

移乗介助ロボット

移乗介助とは、ベッドから車いす、車いすからトイレなど、ある物からある物へ介助される方を移乗することを指します。

移乗の際に介助する方が受ける負担は大きく、腰痛になる可能性も高いです。そんな負担の大きい移乗介助の回数そのものを減らすという斬新なロボットが、Panasonicが開発した以下の製品。

参照:離床アシストロボット リショーネPlus

製品名

 概要

先ほど紹介したHAL 腰タイプ介護支援用とは違い、そもそもの移乗介助の回数を減らすという斬新なアイデアを持つ、離床アシストロボット リショーネPlus。

どういうことかと言いますと、ベッドをベッドとして使うだけでなく、ベッドが半分に分かれるようになっており、さらに分離した半分を車いすとして使用できるのです!

ベッドに寝転がったままの状態で車いすに変形することができるため、ベッドから車いす、車いすからベッドへの移乗が必要なくなります。

操作も簡易的で分かりやすいだけでなく、安全面でも細部までこだわりがある製品です。(ベッドから車いすを離す際、ベッドと車いすの間に介助される方が落下する危険があるため、アームレストを完全に上げ切らないと離せないなど)

また、介護保険でのレンタルにも対応しており、月額38,800円で、1割負担の場合は月額3,880円で利用可能(事業所により料金の変動あり)。すでに在宅での導入事例もあるため、興味のある方は、パナソニックエイジフリー(株)に是非、お問合せしてみください!

移動支援ロボット(屋外型)

自分がしたいことや好きな場所に行くためには、移動することが必要不可欠です。しかし、一人での移動ができなくなると、したいことも好きな場所にも行く機会が減ってしまいます。

そんな屋外での移動を支援するロボットが、RT.ワークス株式会社が開発した以下の製品。

参照:ロボットアシストウォーカー RT.2

製品名

 概要

坂道を楽に登れる電動アシスト付き自転車はよく聞いたことがあるかと思います。そのイメージに近いのですが、自転車のように漕ぐわけではなく、押して進むタイプとなります。

ハンドルを持つことでバランスが取れるだけでなく、電動アシストがついているため、坂道を上る際の負担も軽減されますし、下る際も適度に減速してくれたり、誤って手を離しても自動的に停止してくれるなど、周りの安全面にも配慮されています。

また、座ることのできる設計になっているだけでなく、買い物かごを乗せるために適切なスペースが作られていたり、本体を折り畳むことができたりと、日常生活の中で「あったらうれしい」と思える項目がいくつも配慮されて作られています。

販売価格は118,000円ですが、介護保険福祉用具貸与の対象商品となっておりますので、使用してみたい!という方は、ケアマネージャーさんや市町村に相談してみてください。

移動支援ロボット(屋内型)

屋内型ロボットウォーカーはまだ販売されておりません。

しかし、販売されれば非常に便利な製品になること間違い無!と思いますので、紹介していきます。制作会社としては、先ほどのロボットアシストウォーカー RT.2のRT.ワークス株式会社が開発している以下の製品。

製品名

屋内型ロボットウォーカー

 概要

人の動きに合わせて電動アシストが機能するのは先ほどと同じなのですが、立ち上がり支援(ハンドル上昇と車輪制御)により、自然な動きで立ち上がることができるようになるとのこと。

また、通信機能を備えることによって、見守りや介護記録管理、ヘルスケア、運動モチベーション喚起に繋がるサービスを提案していくとのことで、販売時期は未定ですが、今後の展開に期待しましょう!

見守りロボット

仕事の都合でどうしても離れて暮らさなければならなかったり、常に見守ることができない環境の場合、とても心配ですよね。

そんなときに便利な見守りロボットが富士ソフト株式会社が制作した以下の製品。

参照:高齢者見守り支援システム(PALRO)

製品名

 概要

人型ロボットPALROとは、人と会話をしたり、スケジュール管理を行うことができる見守り型ロボット。最新の情報をインターネットから取得して会話することが可能なだけでなく、話しかけてから0.4秒で返事を返すとのことで、本当に人と話しているような自然な会話が可能になります。

また、現在は準備中ですが、家の中の各種センサーとPALROを連携させることで、高齢者の異常を検知し、緊急通報するような個人向けのサービスを展開予定とのこと。

高齢者の見守りだけでなく、認知症予防にも効果が期待される人型ロボットPALRO。ドラ〇もんのようなロボットが誕生する日は近いかもしれません。

レンタル料金は2年間で724,000円。手ごろな価格ではありませんが、より普及していけば、安価で買える時代がすぐそこにきているかもしれません。

その他のロボット

お掃除ロボット

「介護に仕事に…忙しくて掃除なんかやってられない!」

という方は沢山いらっしゃると思います。

そんな方にお勧めしたいのが、お掃除ロボットです。我が家にも1台ありますが、充電が無くなると自動で充電器に戻ってくれる優れもの。また、段差があってもセンサーによって落ちることはありませんし、床に置いてある物さえどかしておけば、隅っこなども含めて相当量のホコリやゴミをとってくれます。

「そんなに綺麗にとれないんじゃないのー?」と思うことなかれ、滅茶苦茶綺麗になります。引っ越しする際に、全ての物をどかした状態でお掃除ロボットを走らせたのですが、隅っこのホコリも信じられないくらいに綺麗にしてくれました。個人の感想でいえば、人が掃除機をかけるよりも綺麗にとれます。

しかし、ロボットということだけあって、決して安くはありません。(我が家の1台も祖父母からの借り物です・・・。欲しい。)そのため、資金に余裕がある方などは検討してみてはいかがでしょうか。

アレクサ

テレビCMでもよく見かける、音声を使って遠隔でものを操作することのできるスマートスピーカー。

「アレクサ」と話しかけるだけで、音楽の再生、天気やニュースの読み上げ、アラームのセット、本の読み上げ(Kindle)などができます。

また、設定次第では電気をつけたり消したりといった操作も音声だけで可能。今後様々な機器と連携されていくと思いますので、PCやスマホ操作が苦手な方が多い高齢者であっても、話しかけるだけで、あらゆる情報を得られたり、機器を操作できる時代が近づいてきています。

まとめ

まだ普及していないものから、現在既に普及しているものまで、様々なロボットを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

「ロボットが意思を持ちだしたら・・・」とか「ロボットに介護されるなんて嫌だ」と恐怖や不満がある方もおられるかもしれませんが、日本は超高齢化社会に突入しています。

利便性に焦点を当てて、少しでも多くの方が今よりも暮らしやすい環境が整っている未来を願いましょう!また、自分自身が持っている「こんなのがあったら便利なのになぁ」といったアイデアは、現在の技術をもってすれば、叶えることができるかもしれません。

インターネットの世界ではいつ、どこで、だれが情報を見るか分かりません。みんなのためにも情報をどんどん発信していきましょう!

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最後まで閲覧ありがとうございました!

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