在宅介護の理想と現実。経験者だから分かる乗り切る方法とは!

介護が必要となった家族に対し、いつも優しい言葉と態度で接したいと思うのは当然の事です。でも現実は、心とは裏腹に心無い言葉や態度を取ってしまう事もあるでしょう。事実、私もその様な行動を取ってしまった事があります。

ではなぜ、そのような態度をとってしまったのか…。
どうやって、理想と現実のギャップを乗り切ったのか。
在宅介護を選んだ理由や体験談などとともに書いていきたいと思います。

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頭で考える理想の介護と現実の介護

ペンで描かれた母を介護する娘の姿

これ迄愛情を持って育てて貰った両親に介護が必要になった時、感謝の気持ちを持って温かく介護をしてゆきたいと思い、理想の介護像を思い描くことでしょう。

それと同時にいつまで続くか分からない『介護』という重圧不安や苛立ちを覚えるのも事実です。

私の場合は介護が本格的に始まると仕事を辞めざるを得ない状況になりました。割り切って介護をして行こうと思っていましたが、心の中は複雑な思いで一杯でした。

やっと子育てから解放され、これからは自分自身の為にという思いの中の介護です。
心では両親への愛情を伝えるような介護をしていきたいと思っていても、冷たい言葉を言い放ってしまったり、文句を大声で聞こえる様に言ってみたり、在宅介護の現実は中々理想通りには行きませんでした。

実の親ということもあり、甘えの気持ちもあったのでしょう、でも親とはいえ、ひとつ屋根の下での行為です。こういった冷たい言葉を虐待と呼ばれても仕方がないかも知れません。『【虐待】高齢者への虐待を防ぐためにできることとは?』の何を高齢者虐待というの?を読んでハッとして自分の行動を振り返ることもありました。

気持ちの上ではそんなことをしたいわけではないのに…。理想と現実のギャップにとても苦しんでいました。

在宅介護を選んだ理由/虐待はありえる。

老人ホームへの送り迎えをする車に乗る車いすに乗ったおじいさん

在宅介護を選んだ理由は母が苦労をして父親と建てた家が大好きだったのが一つ、たまたま私が介護が出来る状況にあった事、そして老人ホームでの虐待のニュースが流れる度に出来るなら親をホームには入れたくないと思っていたからです。

勿論虐待が行われているホームや介護士の存在は稀だと信じたいです。でもいつ何処でその様な事が起こるのかは予測しきれないので避けられないと思っていたのです。

実際母を介護していて自分でも理想通りには介護出来なかったので、虐待は現実に起こりうると言うのが自分の認識でした。私は、介護をしていて一時ひどく精神的に不安定になった時もありました。

周囲の手を借りてなんとか乗り越えていきましたが、もし誰の手も借りずに一人で永年介護をしていたとしたら、たとえ自分の母にでも酷い虐待を絶対にしなかったとは言い切れません。

もし一人で悩んで、在宅介護の辛さにつぶれそうになっている人がこれを読んでいたら、「『親の介護、いつまで続くの?この状態』と思ったら。」を読んでみてください。
辛い在宅介護を乗り越える助けに少しでもなるかもしれません。

どうやって在宅介護生活を乗り切るか

緑色の葉をつけた木々に差し込む光

一人で抱え込むのは絶対良く無いと思います。身内に協力して貰う事も必要ですが、もし無理なら介護サービスを大いに利用しましょう。

私の場合、訪問介護サービスを利用してみた私の感想!でも紹介しているように、訪問看護師さんによる入浴や身体状況のチェック、訪問ドクター、ケアマネさんの訪問等、他人が家に入って来られるのは私自身にとっても良い気分転換になりました。

ケアマネさんや訪問看護師さんは母の事だけでなく、私に労いの言葉をかけてくれたり、話し相手にまでなってくれたりしました。

介護の専門家と話すという事は、同じ趣味の人と盛り上がる様な感じや、私が感じる在宅介護の理想と現実のギャップについても聞いてもらったり、他の人には通じない事も分かりあえて気持ちが軽くなりました。

近所の人に『あんなに何度も看護師さんやデイサービスを利用しててもそんなに大変?』と笑いながら言われた時には、やり切れない気持ちで一杯になった事を今でもハッキリと覚えています。

介護を知らない人は介護をしている人に、簡単に『そんなに辛いこと?』という目を向けてきますが、想像を絶するくらい大変です。
ましてや在宅介護は施設介護と違い、どうしても一人の負担が大きくなります。

『親のトイレ介助が辛い。心身をどう切り替えればいい?』

『在宅介護で眠れない!?そんな睡眠不足への対策は?』

こんな風に在宅介護への対策の記事がたくさん作られるほど、在宅介護で悩んでいる人は多いのです。
精神的に追い詰められて眠れなかったり、身体的な負担が強くて体を壊したり、それでも休むときなく続けなくてはいけない介護の辛さをどうか知って下さい。知ってから話しかけてください。

在宅介護は分かってくれる人と共有すると心が軽くなります。どうか虐待何て悲しい事にならない様に、皆さんも上手に人の手を借りて介護を乗り切って行って欲しい、乗り切る手伝いをしていって欲しいと思います。

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