【注意】〇〇も介護虐待!あなたも無意識でしているかも?

介護施設で職員が虐待、自宅で介護をしている家族が虐待など、高齢者虐待のニュースが増えてきており、様々な問題が表面化してきています。

中には、暴力行為といったあからさまに虐待していると分かるようなケースや、虐待している意識が無いにも関わらず、知らず知らずの内に虐待となっているケースまで・・・。

そこで今回は、日常的にしていることが実は虐待に当たるといった、代表的な具体例を紹介していきます。

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暴力だけじゃない!高齢者虐待の種類とは

介護を必要とする高齢者に対する虐待には、暴力行為による身体的虐待以外にも、いくつかの種類があります。以下に厚生労働省の資料から抜粋した虐待の種類を紹介します。

身体的虐待

高齢者の身体に外傷が生じ、又は生じるおそれのある暴行を加えること。

介護・世話の放棄・放任 高齢者を衰弱させるような著しい減食又は長時間の放置、養護者以外の同居人による虐待行為の放置など、養護を著しく怠ること。
心理的虐待 高齢者に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な対応その他の高齢者に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと。
性的虐待 高齢者にわいせつな行為をすること又は高齢者をしてわいせつな行為をさせること。
経済的虐待 養護者又は高齢者の親族が当該高齢者の財産を不当に処分することその他当該高齢者から不当に財産上の利益を得ること。

出典:Ⅰ 高齢者虐待防止の基本(厚生労働省)(URL:http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/1.pdf)を加工して作成

以上のように、虐待とは暴力行為以外にも様々な種類があるのです。

では、意識しないと気づきにくいのだけれど、相手にとっては虐待と捉えられる、知らず内の虐待となりやすい具体的な例を見ていきましょう。

無意識のうちに介護虐待?事例の紹介

介護の様々な場面

日常的に起こっている?心理的虐待の事例

心理的虐待とは心の虐待のことです。目に見えない部分の虐待ですので、介護者が虐待と認識していないことが多く、発覚することも残念ながら多くありません・・・。

例えば、車椅子の高齢者を介護している場合、本人がいる前で「車椅子は本当に不便で、どこにいくにも介助が必要で大変なのよねー」と誰かに言ったとします。

高齢者を介護している方からすれば何気ない会話の一つとして、悪気も無くいった一言かもしれませんが、介護を受けている本人にしてみれば、「大変な思いをさせてしまって申し訳ない」と、不快な気持ちになることもあれば、「いつも迷惑ばかりかけてしまう」と、自分自身を嫌になってしまうこともありえます。

他にも「前はできたのに今じゃこんなこともできない・・・。」など、できない・できなくなったことに注目した声掛けや、自分が望んだ状況ではないことへの愚痴は、捉え方によって心理的虐待になりかねません。

自分が他の方に言われたとき、皮肉に感じたり、ストレスを感じる発言は慎むようにしましょう。どうしても言いたくなったときは、「介護を必要とする人が聞こえないところでする」くらいの配慮はしましょう。

知らない内にお金を使いこんでしまう?経済的虐待の事例

在宅介護で多いのが金銭的虐待です。金銭的虐待をしてしまう方の多くは「介護をしてあげているから、多少のお金は私が使っても問題ない」という風に、やってあげてるからこれぐらいはいいだろうと思い込み、お金を使ってしまうケースです。

例えば、以下のような事例があります。

介護が必要になった母を在宅介護をしています。毎月入ってくる年金を、節約しながら振り分けたら、毎月2万円あまるようになりました。10ヶ月頑張って20万円貯まったので、車を買い替えました。

など…。
これを読んで違和感を感じない方は、もしかしたらすでに金銭的虐待をしてしまっているかもしれません…。年金や貯蓄はあくまで介護を必要とする本人のお金です。自己判断で勝手に使ったり、自分のお金であるという錯覚に陥らないようしないといけません。

本人のお金が本人の意思に反して他人に使われることは、金銭的虐待になってしまいますので、注意しましょう。

何もしないことも問題!介護・世話の放棄・放任の事例

ネグレクト…。介護放棄ともいいますね。これはその名の通り、介護をしないことによって起こる虐待です。

例えば、以下のような事例があります。

①オムツ交換を自分の力で行えないと知っているにも関わらず、オムツ交換を行わない

②食事を自分で食べれない人に食べさせない。決まっている薬を出さない。

などなど…。

認知症の高齢者が、現状を正常に判断できず、介護される事に対して「嫌だ」「放っておいてくれ」と言う場合があります。しかし、それを真に受けて本当に何もしない場合も、ネグレクトにあたってしまうことも…。

ネグレクトは命に関わってしまう虐待です。認知症の方を放っておくと、一人で出かけて交通事故にあってしまう、徘徊してそのまま行方不明、という事もありえますので、介護者は十分に、認知症という病気を理解しておくことも必要になるでしょう。

まとめ

日常的にしていることが実は虐待に当たるといった、代表的な具体例を紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。

高齢者の虐待は年々増加傾向にありますが、虐待をする方の全員が、虐待をしたくてしているわけではありません。日々の介護で抑えることのできないストレスや、密室で誰も見ていない環境が虐待を引き起こしやすくしているとも言えます。

どうすれば虐待をやめる・やめさせることができるのか?については、高齢者への虐待を防ぐためにできることとは?にまとめましたので、ご覧頂ければと思います。

1件でも多くの介護虐待が減ることを祈ります。

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