在宅介護でお風呂介助!絶対に気をつけるべき注意点とは?

在宅で高齢者の介護をおこなう際、必要となってくる介助に「お風呂介助」がありますね。

裸になって入るお風呂には危険がつきもの・・・。介助する側も大変な思いをしながら手伝っていることでしょう。

今回はそんなお風呂介助を安全に行う為、お風呂介助の手順やポイント、注意点などを紹介していきます!

在宅のお風呂は施設などの介護用に作られた設備ではないので、細かな介助方法は家庭によって異なってきますが、在宅介護のお風呂介助で気をつけるべき注意点を知っておきましょう!

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在宅介護でのお風呂介助の手順

まずはお風呂介助の基本的な手順をざっくりと知っておきましょう。なぜそんなことをするの?と思うポイントもあるかもしれませんが、後でしっかりと解説していきます!!

お風呂介助前

1.お風呂に入る際必要な用品を一式準備しておきましょう。

・お風呂あがりに着る服
・ボディタオル
・タオル
・ボディソープ・シャンプー
・入浴後の薬
などなど。

2.お風呂に入る直前には必ずトイレ介助を行いましょう。
3.浴室、脱衣所を寒さを感じさせない程度に暖めておきます。
4.体調不良などないかを確認しましょう。
5.血圧、体温などのバイタルチェックをしましょう。
6.お風呂介助を行う動線上の障害物をなくしておきましょう。

お風呂介助中

1.脱衣所で上着の着脱介助を行います。
2.立ち上がった際にズボンを脱いでもらいます。
3.お風呂場まで移動し、浴室用の椅子に座ってもらいます。
4.シャワーのお湯加減を自分の手首で確認します。
5.洗髪、洗体を行います。
6.浴槽のふちに腰掛けてもらい片足ずつ浴槽へまたいでもらいます。
7.入浴時間に注意しながら湯船につかってもらいましょう。
8.入るときと同じ手順で浴槽から出てもらい、脱衣所で着脱介助を行います。

お風呂介助後

1.体調不良がないか確認します。
2.水分補給をしてもらいましょう。
3.入浴後の薬などがあれば塗布します。
4.数十分程度は椅子に座って安静にしてもらいましょう。

お風呂介助で気をつけるべき注意点

お風呂に入っているおばあさんを介助する女性

ここからはお風呂介助の手順に沿って、高齢者のお風呂での注意点を紹介していきます!

事前準備がとても大切!

在宅介護は、施設のように介護の環境が整っている場所ではないため、安全にお風呂介助を行うためには、お風呂に入る際に必要な用品の用意、障害物をなくしておく、お風呂前のトイレ介助などの事前準備が一番大切になってきます!

例えばわずかな段差など、思わぬ事故が発生しやすいポイントです。通常なら気にかけない段差でも、高齢者にとっては大きな障害になることも。脱衣室から浴槽までの通路に大きな段差がないか、物が置いてないかを確認し、安全に通れるように通路を確保しきましょう。

物品の用意やお風呂前のトイレ介助をしておくことでお風呂介助中に「トイレに行こうとして転倒」「服を取りに行ってる間に意識がなくなっていた」なんて事態を避けることもできます。

浴室、脱衣所での温度差をなくしましょう

高齢者のお風呂介助で要注意なポイントとして『温度』があります。脱衣所や浴室に温度差があると実はとっても危険なのです。

寒い冬の時期などは室内と脱衣所や浴室の温度差が10度以上になることも。
急激な温度変化が何度も起こると、人の身体は血圧の急上昇・急低下を繰り返します。

具体的には、
・寒い脱衣所で服を脱ぐ⇒血圧が上昇
・熱い浴槽に入る、水圧がかかる⇒血圧が上昇
・浴槽内で体が温まる⇒血圧が低下
・浴槽からあがり水圧がなくなる⇒血圧が低下
・寒い脱衣所へ⇒血圧が上昇

といった血圧変動が起きており、健常な若者であれば『寒かったね』ですむことでも、高齢者では脳梗塞や脳貧血、心筋梗塞などを引き起こし死に繋がる危険性があるのです。

冬場のお風呂介助時には、脱衣場に電気ストーブやヒーターなどを設置するなどして、温度差をできるだけなくしておきましょう。

転倒を予防しましょう!

お風呂介助の前に高齢者の身体がどのような状態なのかを確認しておくことで転倒予防につながります。

仮に片麻痺(脳梗塞などの後遺症により、身体の右側または左側が麻痺している状態)の場合、歩くときにも服を脱ぐときにもそれ相応の介助が必要になります。

その時その時で確認していると、服を脱ぐのに時間がかかり寒い状態で高齢者を待たせることになってしまいますし、どういう危険があるのかわからないまま歩行介助しなくてはいけなくなります。

いつでも身体を支えられるように、常に高齢者の近くにいるようにするのは当然ですが、事前に体のどちら側が麻痺しているのか、どちら側に倒れる危険が高いのか、などをわかっておくと良いですね。

特に浴室は床が常にぬれている状態です。足に力が入らない場合は滑って当然。滑ってからは遅いですからね。

シャワーを使う時の注意点

シャワーを使う際、急に背中にかけてしまうと本人をびっくりさせて思わぬ事故が起こったり、一気に血圧が上昇してしまう可能性も・・・。

まずは自分の手首など、温度を感じ易い場所でシャワーの温度を確認しましょう。

その後本人に声掛けをおこない、心臓より遠い位置(手や足元など)からシャワーをゆっくりかけ、温度が適切か確認してもらうようにしましょう。

また、シャワーの温度が急に変化する(熱くなる、冷たくなる)こともありえますので、シャワーヘッドに自分の指をあてながら介助をすすめていくとより安全です。

身体を洗う時の注意点

お風呂介助は高齢者の全身をチェックする絶好のチャンスです!

垢がたまりやすい箇所(脇、肘などの間接部、背中や首、手や足の指の間)はあかぎれ等ができやすいため、皮膚トラブルがないかしっかりとチェックしましょう。

また、褥瘡のできやすいポイントをお風呂のたびに確認しておけば、褥瘡の早期発見につながり大変な思いをしなくてすむことでしょう。

湯船につかる時間にも気を配ろう

湯船につかると身体は温まりますし、心身ともにリラックスするとても心地よい時間ですが、あまりに長い時間湯船につかりすぎていると血圧低下し意識を失ってしまうことも。

できれば5〜10分ほどを目安とし、時々話しかけるなどして高齢者の意識があるかどうかを確認しながらお風呂の時間をきめていきましょう。

まとめ

在宅介護でのお風呂介助は、設備の環境や本人の状態でも対応方法は異なってきますが、絶対に心がけておきたいことは、お風呂介助を行う環境の確認です。

用品で足りない物はないか、危険なく一通りのお風呂介助が行えそうか、などをしっかりとイメージトレーニングしてから介助を行うようにしましょう。

お風呂介助は、転倒や血圧変動がおきやすいものという意識をもって、高齢者の様子を確認しながら行っていけば安全に介助していけることでしょう!

また、健康的な介助をするためにも、高齢者の適切なお風呂の頻度はどれくらい?や、高齢者に多い体のむくみ。不調のサインを見逃さないで!も参考にしてください。

最後まで閲覧ありがとうございました!

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